高脂血症治療
- HOME
- 高脂血症治療
高脂血症とは
高脂血症とは血液中の
- 総コレステロール、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が多すぎる。
- 中性脂肪(トリグリセリド)が多すぎる。
- HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が少なすぎる。
状態をさします。
高脂血症を放っておくと
高脂血症の人の血液はドロドロの状態になって流れが悪く詰まりやすい状態になっています。さらにこの状態がながく続くと血管の内壁に脂質が付着してさらに血液の流れが悪くなります。これが動脈硬化といわれる状態です。
動脈硬化は全身の血管に現れます。脳の血管の動脈硬化は脳梗塞や脳内出血の原因に、心臓の動脈硬化は狭心症や心筋梗塞の原因になります。
ですからなにも症状のないうちに治療を始めることが大切です。
高脂血症の改善
1.食事療法
コレステロールが高い場合―肥満のある方では食べる全体の量を減らしてダイエットを心がけましょう。肥満でない方でも鶏卵、脂身の多い肉、レバー、ケーキなどの洋菓子、マヨネーズなどコレステロールを多く含む食品を食べ過ぎないようにしましょう。
中性脂肪が高い場合―ダイエットするとともに、アルコールや糖分の採り過ぎを避けましょう。
いずれの場合も野菜や海藻など植物繊維を多く含む食品をたっぷりと摂りましょう。
2.運動療法
一日30分以上歩くようにするのが望ましいです。
3.薬物療法
食事療法や運動療法で十分な作用がなかったり、何らかの事情で食事療法や運動療法ができない方は薬による治療が必要になります。
薬の種類や量は高脂血症の程度や他に慢性疾患をもっておられるかどうかで変わってきますので、定期的に血液検査等を受けていただき、調節していくことになります。